2009年4月30日木曜日

遭遇 (事故編Ⅰ)

  *** 猫のチャーリーが ***

 黒と白のブチに一見「ちょび髭か?」と見間違えるような黒いブチ?が鼻のところにあるネコ。
そのちょび髭を強調した、チャーリー・チャップリンの名前を頂いてチャーリーと命名したのだが、れっきとした♀猫である。
 我が家に拾われて、二度ほどお産の経験をして天に召されていったチャーリー。
その一週間後ぐらいの出来事である。

 実家に三重塔(納骨堂)が建てられ、まさに最後の仕上げ…塔のてっぺんに避雷針を付けようとしているところだった。
 その作業を少し離れた田んぼの一角で見物していたのだが…
避雷針を付ける作業は、クレーン車を使っての作業なのだが、その作業の途中で運転していた作業員が、何か叫びながら慌ててクレーン車から飛び出した。

???どうしたんだろう?…そう思っていると、目の前にチャーリーがこちらを見て横切って行った。
なんで?人違い、いや猫違いかな?と思いながらチャーリーの傍に歩み寄る事10m。
その瞬間、『どっす~ん!!』と凄まじい音が…

 ***今まで立っていたところに…伸ばされたクレーンが落ちてきた。

普通、クレーン車の作業をする時には、左右両方にふんばり棒?足?…そう言うものを出して作業をしなければならない。だが、右側に出せば車が通れないからと少しだけしか出さず、左は通常に出しているものだから、クレーンを伸ばすと左右のバランスが取れず、さほど出していない右側に倒れた…と言う訳だ。

…だが、チャーリーが現われてくれなかったら、倒れてくるクレーンに気付かずに、そのまま下敷きになって…今の自分は存在していなかっただろう。
そう、そのチャーリーだが…音と共に姿は消えていた。



* これが、この文章の三重塔である。… ちょうどこの角度から見物していた。*

          チャーリー、ありがとう!!!


          

2 件のコメント:

  1. チャーリーが助けてくれたのですね。
    ぼん子さんは本当に信じられない経験をたくさんされていますね。
    お父様がご住職というのも関係あるのでしょうかね。

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  2. めぐさん、

    久々の投稿になってしまい、ごめんなさいです。
    …前に(20代の頃)初めて占い師さんより手相&生年月日で占って貰った事が有りますが…私には父親の大きな守り?があるそうです。(勿論、父親は当時、生存してました。)

    いつも思うのですが、父親だけでは無くご先祖様も見守っていてくれているのではないか…。

    伴侶には恵まれなかったのですが、子ども達は命の危機は有ったものの、何とか成長して行ってくれてるし、友人はお陰様でたくさん居てくれます。
    今に至るまで、泣かされたことや悔しい思いをさせられた事は何度かありましたが、比較的幸せではないだろうかと、思っております。
    やはり、感謝をする気持ちって大切ですよね。

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